行ってきました。
概要
山田章博原画展
東北では初開催となる原画展。
昨年発売された「「十二国記」画集《第二集》青陽の曲」に掲載されているイラストがメインの展示内容でした。
新潮社・ホワイトハート版両方の表紙、挿絵の白黒、表紙の没ラフ、アニメDVDのパッケージ絵、カレンダー絵、ちびキャラの原画・ラフなど。魔性の子や芸術新潮(2022年6月号)の表紙絵、メイキング動画が流れていました。
写真OKはここだけ
混雑具合
土曜日の昼間に行き、混雑でもスカスカでも無いくらい。じっくり見ている先客がいれば少し待つ程度。
家族連れや30代前後の人が多め。静かに見る人もいれば、「懐かしい〜」と感想を言い合いながら見る人も。静まり返ってもいなければ、賑やかすぎでもないくらい。
ゆっくり見ても1時間あれば見て回れる量でした。
展示方法
「原画+該当する小説の一文」が1セットで展示されています。画集と同じ感じ。
最新作の「白銀の墟 玄の月」は4巻分の表紙+挿絵で量が多く、広めに場所がとられていました。未読で行くとネタバレになるので注意。
画材などは書かれてありませんでしたが、メイキング動画コーナーで何を使っているか分かります。
おまけ
開催場所の「石ノ森萬画館」は仮面ライダー原作者の石ノ森章太郎先生のミュージアム。
山田先生は仮面ライダー鎧武の敵デザインをしているため、展示最後にはその敵ラフとカラー設定画が展示されていました。
グッズ・コラボ
自分が行った時は楽俊のポーチとショッパーが売り切れていました。ショッパー欲しいと思っていたので残念。
ツイッターでグッズ情報の発信をしているので、確認すると良さそう。
【お知らせ】
— 石ノ森萬画館 (@ishimangakan) 2023年2月25日
「#十二国記」#山田章博原画展 グッズの「展覧会限定ショッパー」「フェイクレザーポーチ[楽俊]」「ピアス・イヤリング[十二国図]」が現在品切れ中で再入荷は3月上旬頃予定です。会場にて受注も受付しておりますのでご希望の方はスタッフにお申し付けください(送料はお客様ご負担です)
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3階の喫茶店や石巻市の飲食店でコラボメニューを提供しています。1品につきランダムで紙コースターが1種類(全4種)もらえます。
自分は函養山パフェを食べてきました。「落盤に気をつけながら食べよう!」の紹介文に笑いましたが、パフェは崩落させながら食べるしかないので…。
感想
カラーも白黒も修正跡がほとんど見当たりませんでした。ほぼ修正なしで完成まで描いてるんですかね……?ラフが置いてある場合は完成絵と見比べるとより楽しめます。
初公開?の没ラフも展示されていました。新潮社版「黄昏の岸 暁の天」表紙の没ラフがあり、採用案では泰麒が後ろ向いてますが没案では大きく前に出ていました。李斎が泰麒を探す話なので、泰麒より李斎の方が目立った方がいいのでは?で没になったのかなと。理由は書かれてなかったので想像ですが…。
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カラーの色のぼかし具合、白黒挿絵のかすれ表現が好きなんですが、現物見てもどうやってるのか分からなかったので熟練の技ですね…。
原寸はA4サイズ?くらい。0.05のペン使ってそうな細い線もありました。縮小された文庫本サイズでも綺麗だな〜と思ってましたが、倍以上の原寸サイズで見ても繊細に感じられたのが凄い。
細かいところもじっくり見れるのは原画展の醍醐味ですね。4月まで開催しているのでオススメ!