*ブレワイ遊んだので少し感想追記しました
黙示録発売時はブレワイもまだ遊んでいなかったので、「せっかくなら時系列順に黙示録からやるか」で遊びました。
*語る上でどうしても少しネタバレが入ります。なるべく詳細は伏せていますが、見たくない人は無料体験版を遊んでみてください。
ストーリー・世界観
任天堂株式会社より発売中の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の世界観を継承した作品。
「ブレス オブ ザ ワイルド」の世界で100年前に起こった大厄災にフォーカス。任天堂開発チーム公式監修のもと、ドラマティックなストーリーが展開。
リンク、ゼルダや、各種族を代表するダルケル、ミファー、リーバル、ウルボザの4人の英傑、さらには巨大な神獣なども登場し、後に大厄災と呼ばれる悲劇が幕を開ける。
引用:https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000028021.html
ブレワイの100年前、大厄災前後が舞台のゲーム。
ストーリーは「100年前の大厄災前にタイムスリップして、ハイラル滅亡を事前に防ぐ話」。そのため、途中から分岐してブレワイの世界線には進まないIFストーリーになります。
IFとはいえ、任天堂開発チームによる公式監修が入っているため、ほぼ正式な100年前の出来事です。
このタイムスリップを起こしたのが、無双オリキャラの小さいガーディアン。この小さいガーディアンが行動を起こして物語が進みます。
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自分は真エンドまで約80時間でした(DLC含まない状態)。1つの戦いで20〜30分かかったり、育成・武器強化・サブクエをするとそれなりの時間がかかります。必要最低限で進めるなら40時間〜くらいかなと。
キャラクター
リンクにゼルダはもちろん、ダルケル・ミファー・リーバル・ウルボザの4英傑が操作可能。他にも名前がついてる知名度高いキャラは登場して操作できると思っていいです。
お祭りゲーでもあるので本来戦わないようなキャラクターも操作できて総勢15人以上。
厄災「前」から始まるので英傑たちは全員生きています。ブレワイにあった英傑サポート技も本人が使用している様子が見れたりファンサービスも多めです。
戦闘システム
無双寄り
戦闘はしっかり無双仕様。ステージクリア型の指示出しアクションゲーム。
進行に合わせて発生する敵の集団に味方の拠点が占拠されないよう、各キャラクターに指示を出し、操作キャラを切り替えながら戦う遊び方。
無双シリーズを遊んだことないと「?」になりがちですが、やってみると意外と分かりやすいシステムです。
ブレワイとの大きい違いは、
とか。他にもいろいろ。
戦闘メイン
ブレワイと違って黙示録は冒険や謎解きがないアクション全振りのゲーム。戦闘がメインなのでゲーム性は全く違います。
無双システムで一撃が致命傷になったり、戦うたびに武器壊れてたらキリが無いですからね。ある程度ゴリ押し可なのでブレワイより死ぬ回数は少なく済みます。溶岩や高所は見えない壁があるので落ちません。
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無双シリーズらしく、100体単位で敵を派手に倒せる爽快感が継承されています。敵の数が多いですが基本的に処理落ちしません(爆弾を大量に爆発させる一部キャラは処理落ちする)。
操作キャラが多いので操作ボタンを覚えるのが大変に見えますが、「全キャラボタン割り当てが同じ」なので楽です。
四神獣操作
四神獣も操作可能。巨体で数百・数千の敵を蹴散らしていきます。地形を壊したり1000単位の敵が一瞬で倒せたりとやりたい放題。
ブレワイの神獣操作は「謎解き」ですが、無双の神獣操作は「シューティング」に近め。神獣の力が分かるので、ブレワイで敵に神獣を取られたことがどれだけ痛いか理解度が上がって良いです。
ブレワイでダルケルが「神獣操作むずかしい」みたいなことを言ってましたが、実際にルーダニアが1番操作の癖があるので、そのあたりの解像度も上がります。
良かった点
戦闘が楽しい
同じ武器・同じシーカーアイテムを使ってもキャラクター別に全く違うアクションとモーションに変わるのが良いです。動きも凝ってますし、きちんと格好いい。
ゼルダには戦闘経験がないので、他キャラと比べて動きに素人感があったり特徴に合わせた違いがあります。それでいてちゃんと敵をなぎ倒す爽快感があるのが上手。
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本家の戦国無双は何年か前に遊んだことがありますが、その時より遊びやすく指示がしやすくなってる気がしました。
なので「ブレワイは好きだけど無双シリーズ遊んだことない…」人で遊びやすいかも。難易度もイージー〜ベリーハードの4段階からいつでも変更できます。イージー、ノーマルくらいならガチャガチャやってるだけでも勝てそう。
関係性の描き方(ファンサービス要素が多い)
「過去キャラ扱い」じゃなく「今を生きる人」として英傑たちを見れるのがブレワイとの大きな違いであって最大の魅力。
英傑好きな人、英傑の過去をもっと詳しく知りたい人は黙示録おすすめです。
リンク→リーバル、ウルボザ→ゼルダはもちろん、関係があまり描写されてない同士の会話も結構面白いです。プルアとインパの姉妹っぽい会話とか。(戦闘中は忙しいので、ログで会話は見返せます)
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ブレワイのウツシエで見れた出来事や戦いも実際に行うことができます。
勇気の泉に行ったゼルダの護衛戦、リンクが倒れたハテノ砦での戦いなど。地形もほぼ同じなのでブレワイやってると「あ〜」になりますし、自分みたいに先に黙示録を遊んだ後でブレワイ遊んでも「あ〜」になれるので良いです。
ブレワイで勇気の泉に行った時「なんかこの立地見覚えあるな……あ!」になったので、記憶飛んだリンクごっこができるのが黙示録を先に遊んだ特権です。いい体験でした。
ムービーが多い
ブレワイの数倍のムービー量があり、1つの尺も長く、キャラクターがよく喋ります。
黙示録はステージクリア型のためストーリーが1本道。ムービー見る順番が確定しているため、しっかり語ってくれます。
それでほぼフルボイスなので、黙示録はブレワイよりとても会話量が多めです。そこも含めてファンが嬉しいゲームになっているなと思いました。
自分は黙示録→ブレワイの順番で遊んだので、ブレワイがあまりにも喋らなくてビックリしてました。
惜しい点
カメラ位置
後ろが壁だったり、狭い部屋だとカメラが近くなって何も見えなくなります。
室内だとリーバルのような飛ぶキャラ、体が大きいキャラだと特に見えない。味方も敵も攻撃エフェクトが派手なので見失いがち。
あとカメラが上下左右によく動くので、酔う人は酔うかも。
鍛治システムが分かりづらい
拾った素材を合成して武器を強化するシステムですが、どうも分かりづらい。
説明読んでもよく分からないので適当に合成してました。やってる内になんとなく分かってきますが、今でも完全には理解してません。
後から細かくいじれるようになるので適当に合成しても大丈夫かと…多分…。
まとめ
ブレワイ遊んでる人はもちろん、遊んでいなくても純粋に無双システムのアクションゲームとして楽しく遊べました。あとゼルダの子守唄の使い所が100点のゲームです。
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自分は「先に」黙示録を遊んだので「100年前のハイラル=自分の時代」の認識が強かったです。なので「ブレワイ=未来の時代」の意識になりました。
そのためブレワイで子孫たちを見ても 「シドだ」っていうより「あ、ミファーの弟だ。大きくなったね」みたいに久しぶりに会った親戚ムーブになってました。
黙示録、ブレワイ、どっちから遊んでもいいと思いますが、ちょっとだけ認識の違いは出てくるかも。「『今』のキャラたちに意識を向けたい」ならブレワイから。「本来リンクが生きた時代、英傑たちに意識を向けたい」なら黙示録から始めるのがいいかもしれません。
任天堂とコーエーのコラボなのでHPもそれぞれ2つあります。
Switchのみで発売中。税込7,920円。販売元はコーエー扱いなのでニンテンドーカタログチケットには対応していません。
コーエーだけど任天堂でもあるのでセール頻度はとても少なめ。発売から3年経ってますし、ダウンロード版よりパッケージ版を買った方が安いかも?