弓の達人「狩人」として子鷲と協力し「神殺し」を倒すオープンワールド3D謎解きアクションアドベンチャー。
収集物を集めながらのクリア時間は12時間。サクッと進めるなら10時間しないでクリアできると思います。
世界観・ストーリー
(引用:https://thepathless.com/)
創造神話ストーリーでした。
母なる大鷲が鹿・蜥蜴・蛇・熊を生み出して世界を作ったけど、神殺しによって子たちが呪われてしまい、その子たちを浄化して神殺しを倒す話。
あちこちにある石板や骸骨の残留思念?からも何が起きたか読み取れるので探し甲斐もあります。翻訳も違和感ありませんでした。
キャラが喋る言語が聞き慣れない音だったのでオリジナル言語かなと思ったら、どうやらモンゴル?あたりの言語らしい。言語・鷲・弓の要素を考えると、モンゴル周辺が世界観のモチーフなんですかね。
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ストーリーは隠しエンドを見ないとビックリする終わり方かも。自分はどうやら初見で隠しエンディングへ進んだらしくスッキリ終われました。
(条件は「呪いを全て解放してクリアする」です。自力で見つけたい人もいると思うので伏せときます)
アクション
「移動(走る・飛ぶ)・弓を射る・霊視する」と、遊ぶのが数日空いてもすぐ思い出せるくらいシンプル。
オープンワールドですが、「フィールドで謎を解いて塔を3つ解放する→ボス戦→次のフィールドへ進む道ができる」の流れなのでクリアする順番は決まっています。
クリアしたフィールドへはロード挟まずに戻れるし、塔や像の上に登れたりと自由度は高いです。
的に弓を射るのは自動照準なので長押ししてれば当たります。とにかく主人公が強いので難易度は高くありません。自分も鷲と戯れながらのんびり遊んでました。
攻撃くらっても吹き飛ばされるだけなので、ゲームオーバーが無いのも遊びやすくていいですね。
謎解き
「立ち止まって計算する頭使う系パズル」ではなく、「動き回って近くを見渡して何するか考える系のパズル」でした。うろうろカメラを回して何するか察すれば解けます。個人的に激ムズ・分かりづらすぎるのはありませんでした。
謎解き場所は1フィールド10箇所以上あって多いですが、1個1個はささっと解けるのでダルくなりづらい。全部じゃなく1/3くらい解けばボス戦へ進めるのも助かるし、全部解けばご褒美もあります。
相棒の子鷲
子鷲と協力しながらのアクションと謎解きです。
鷲と一緒に滑空したり、指示したら物を運んでくれたり。鷲は自動で動いてくれるので、操作が難しくなることもありません。
あと鷲を撫でられるのがこのゲームの良いところ。犬猫を撫でられるゲームは多いけど、鳥を撫でるゲームってなかなか見ないですからね!
機械的に撫でるのではなく、スティックを動かした通りに撫でてくれるのでちゃんと「撫でてる」感があります。鳥好きにおすすめのゲーム。(ちょっと鳥が吹き飛ばされたりはしますが最終的には大丈夫なので…)
音楽
神話&民族調と合う曲が多く、モンゴル語?でのボーカルソングもあって独特。
公式で作曲家による解説入りのサントラが公開されています。画面に少しネタバレがあるのでクリア後に見た方がいいです。
作曲は「風ノ旅ビト」「ABZÛ」の楽曲で有名なAustin Wintory氏。
動画で「ボス戦は舞踏のように」と解説していました。「神話・民族な世界観+舞踏BGM=すごく盛り上がる」ので、ちゃんと盛り上がってほしいボス戦で世界観に合わせつつ、盛り上がる曲を意図して作ってくれています。助かる。
気になった箇所
暗い
左:霊視なし 右:霊視あり どっちも同じ場所です。
闇に覆われた世界なので呪いを解くまではとにかく暗いです。明るく見渡せる「霊視」がありますが、霊視中はダッシュができず動きがスローになるのでスピード感は薄れます。それでもほぼ発動しっぱなしでした。
まあ光ってる箇所にヒントがあるので暗くして分かりやすくしてるのかと…。暗いところに明るくぼわっとあると綺麗ですからね。これを逆手にとった綺麗な演出もあります。
フィールドの雰囲気が似てる
森や草原の緑が広がるフィールドが多く、新フィールドに来てもパッと見の変化が感じられないので大きい変化があっても良かった気もします。
雪山は色味から地形も大きく変化したのでワクワクしました。
まとめ
良いゲームでした。おすすめ。
何年か前にゲームメディアで紹介されてるのを見て良いな〜と思ってたんですが、2023年頭にSwitchに来てたことを知らなかったので遊ぶのが今になりました。
のんびり鷲を撫でつつ、一緒に自然の中を飛び回れる良いゲームです。