気になってたし、体験版が出ていたので遊んでみました。
1章序盤まで遊べて、1時間ほどでクリア可能。
どんなゲーム?
新型感染症が大流行して首都封鎖が起きた。政治中枢の人たちも次々と倒れてしまう。新政府として新型感染症の治療法を発見した人が新たな総理大臣となり、感染症は収束。
その後、不可解な未解決事件が起き始めるがろくな捜査もされないまま未解決事件になることが多発。どうやらカルト教団の信者が政府中枢や警察組織に紛れ込み、事件をもみ消そうとしてるようだ。
その未解決事件を調査していた岩井探偵事務所の所長はテロリストとして収監されてしまい事務所は解体。探偵事務所で助手をしていた「紅葉巴杏(あきばともな)」は主人公とともに秘密裏に未解決事件について調べるように。未解決事件を調べていくとカルト教団の教祖である山野井を見つけ出せると信じて。
……たしかこんなストーリーだったかと。時間軸や人間関係が入り組んでいたので間違ってたらすいません。
要約すると「未解決事件を捜査して真相にたどりつくぞ!」って話です。
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公式HPに載ってるストーリーとちょっと印象が違いました。
あらすじ読むと「感染症の原因を追及していくストーリーになるのかな?」と思ってましたが、ゲーム開始前に感染症は収束してるし、やることは「未解決事件の捜査」だったので。
→感染症を収束させた人が新総理になり、新政府が立ち上がる(あやしい連中も紛れ込む)
→奇妙な事件は上から捜査ストップがかかり始める
→未解決事件が増える
→未解決事件を捜査していた岩井が逮捕される
→岩井の助手をしていた紅葉が未解決事件を調べるようになる
の流れ。繋がらなそうな「感染症」と「未解決事件」の関連づけが上手です。
公式のジャンル表記は「2D×シネマティック・リアル科学捜査シミュレーションゲーム」。簡単に言うと「イラストと実写描写がある捜査ゲーム」のこと。
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メインビジュアルに大きく映っている紅葉が主人公かと思ったら、紅葉の相棒として「自分」がいるようです。紅葉を操作するのではなく「自分」を操作します。「自分」は一人称視点なので姿は見えません。
レーティング
CERO D(17歳以上)です。このゲームは「イラスト+実写が混ざっている」のも特徴で、死体の描写がかなりリアル。グロが苦手な人は注意です。静止画だけではなく、動画でも強めな表現があります。
CERO Dだからそういう描写あるのかな?とは思ってましたが、メインビジュアルからは想像つかないくらいガッツリやってて驚きました。現実に近い世界設定なのもリアルさが増します。
苦手な人のためにボカして小さくしてますが、描写はこのくらいリアルめ。実際はボカシなしです。大丈夫か無理そうかの判断にどうぞ。
ゲームシステム
体験版で分かるのはこの流れ。
情報整理したら新しく何かやることがあるようですが、そこは体験版では分からず。世界観と操作方法を知ってもらう体験版ですね。
写真・監視カメラ
ハッキングした監視カメラを解析して、被害者の動向や何か映っていないか調べます。
拡大して写真を撮ったり同一人物か照合したり。写真や情報はダークウェブやエビデンスボードに使用します。
ダークウェブ
見つけた写真や情報をダークウェブの協力者に見せると新たな情報が貰えます。ハッキング・薬品・超常現象に詳しい3人がいるようです。
ここで貰えるのが真面目な資料から自治体で配られるようなプリントだったりと、毎回違う形式で出してくるのが凝ってて面白い。
エビデンスボード
写真・監視カメラ・ダークウェブから得た情報を元に関係性をボードで整理すること。どの写真を貼るかで情報が変わってくることもあるらしい?
良かった点・気になった点
とにかく描写がリアルなので捜査に臨場感あって面白いです。
資料のつくりも「あるある」を感じるし、実写はスタッフが演技して撮ってるんですかね?ちょっと初々しさはありますが、わざわざ撮ってるのは手が混んでます。
監視カメラの映像はさらにリアル。チラッと某サービスロゴが映り込んでいたので、本物の監視カメラの動画だったりするんですかね?(いいのか?)。どうやってあのリアルな映像を作っているかは分かりませんが、ここまで描写が現実っぽい捜査ゲームは他で見ないので、そこがこのゲームの特徴ですね。
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気になったのは、
- 会話シーンでLive2D?の立ち絵がゆらゆら揺れ続けること
- ボタンを押して次の会話文が出てくるのが少し遅いこと
- 右上のオプションボタン表示が消えたり出てきたりしまくること
など、会話パートに気が散る要素がとても多め。 ボイスあるのに申し訳ないですが、会話連打してログで文章確認していました。
また、監視カメラはいつ変化が起こるか分からないのでほとんど変化のない動画を数分間じっと見続ける必要があります。
機材ボタンを押して早送り巻き戻しをしている「テイ」なので、シークバーによるスキップができません。30秒飛ばしボタンはありますが、読み込みが遅くサクサク見れないですし。
リアリティを重視したのは分かるけど、もうちょっと遊びやすくしてくれてもいいのでは…?な気持ち。
開発者インタビューを読むと「監視カメラの映像はもっと長くしたかったけど短くした(要約)」とあるので、これでも短くした方らしい。そうか…。
まとめ
ストーリーの続きは気になるし、実写で捜査できるのは珍しくて面白いシステムだと思います。でも気になる点が多いなあという感想。
なんというか「リアリティを重視しすぎて遊びやすさが犠牲になってるゲーム」ですね。リアル描写が特徴のゲームなのでリアルさ重視したいのは分かるんですが…。もう少し遊びやすかったらな、と思った体験版でした。
対応機種:Switch、PS4、PS5、Steam
価格:5,940円
レーティング:CERO D
無料体験版:2/22から配信開始。セーブデータが製品版に引き継げるかの情報が見当たらないので不明。