ぽつねんブログ

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【Fe(フィーヤ)】紹介&感想

Fe(フィーヤ)スウェーデン語で「妖精」という意味らしいです。なんでスウェーデン語?と思ったら制作会社がスウェーデンにありました。

 

世界観・ストーリー

「鳴き声」を身に着ければ、様々な動物や植物が仲間になってくれる。それぞれ異なる属性と能力、行動特性を持っている森の仲間の手を借り、森の新しいエリアをアンロックしながら冒険を続けよう。 
(引用:Fe公式サイト https://www.ea.com/ja-jp/games/fe

 

暗闇に包まれた北欧の森を走って、登り、滑りながら通り抜けて、秘密と架空の生き物たちの命溢れる、生きた森のエコシステムを探りましょう。
(引用:ニンテンドーストア https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000002738.html

ストーリーの補足すると、

北欧の森で目を覚ましたFe(妖精)の子は動植物と仲良く過ごしていたが、生き物を拘束して捕らえるサイレントワン(敵)が森を脅かすように。
捕まった動植物を助けて力を貸してもらいながら森を守り、サイレントワンが何をしているのか知っていく…。

……みたいなストーリー。
操作説明以外に文章は無く、起きたことでストーリーを把握するタイプ。フィールドには考察材料の石板が複数置いてありますが、きちんと回収した上で考えないと分からなそう。自分は飛び飛びで見たので大雑把にしか分かりませんでした。

ただ、どちらかといえば考察を楽しむより「動植物と触れ合って森を楽しんでね」なゲームだと思います。

ジャンルは「パズル+アクション+スニーキング(隠れて進む)
他種族を助け、その種族の「声」を声帯模写して協力を得たり、「声」を使い分けてギミックを解いていきます。
道中はサイレントワンが見張りをしていますが、主人公に戦闘能力は無いので他種族に蹴散らしてもらうか、隠れるかの2択です。


2018年発売のゲームでPS4、Switch、Steam、Xboxから約2000円で発売中。探索しつつ遊んでのクリア時間は約7〜8時間。収集物を集めても10時間ほどで遊び終わりそう。

 

操作

基本は「移動(木登り・滑空)・声を出す・掴んで投げる」のみ。後半になると同時使いが増えてきます。
隠れて物を運ぶ行動が多いですが、隠れられる茂みは光ったり、投げるとどこに当たるかマークがつくので親切。操作性にクセは無く、動かした通りに動いてくれます。

 


森に点在するクリスタルを規定数集めると「木登り」と「滑空」が出来るように。
木に登って高所から道や場所を確認したり、滑空して木から木へ飛んで地面にいるサイレントワンを避けたり。
クリスタルは収集要素の1つ。

 

全部で6種類。植物と共鳴すると綿毛を出して足場を作ってくれたり、鳥と共鳴すると乗せて運んでくれたり、花は上昇気流を作ってくれたり。声によって攻略できるギミックが変わるので使い分けていきます。

 

声にはそれぞれマークがあり、どのギミックがどの声と対応するかもすぐ分かります。

 

Switch版ではジャイロ機能が有効で、ジョイコンを傾けると声の音程が変えられます。Switchの機能を活かしてて面白い。

 

難易度

やさしめ。
サイレントワンに見つかってもすぐ草むらに隠れるか木に登るかすれば見失ってくれます。隠れてる最中にぶつかっても気づかれないので敵の探知性能はゆるめ。
周りに登れる木や草むらが無い時はほぼ確実に捕まりますが、デメリットも無く再開が早いです。

自分が少し手こずったのは動く対象に飛び移り続けるアクションくらい。全体的にやさしい難易度。

 

良かった点

雰囲気が良い

デフォルメが強い造形なのも不思議生物感が出ています。子供は小さくて丸っこく、大人の動物は大きくシュッと格好いい。もっと大きいのは神聖さがあります。

主人公も妖精で謎の生物感があります。滑空するからムササビっぽくもありつつ、顔はキツネや犬っぽいような?子供なので声が幼く可愛いです。

敵のサイレントワンは機械の見た目をしていて、見つかると「ギギ!」と低い機械音を出して追ってきます。見た目や声の違いで「仲間である森の動植物たちとは違う存在」とすぐ分かって良いです。

 

誘導方法が豊富

崖や木で高低差が激しく、見通しの悪い地形がほとんど。
何もないと確実に道に迷いますが、登れる木は光ったり、マップに目標地点がついたり、誘導してくれる動物がいたり、カメラワークで行き先示したりと、誘導方法が多く用意されています。

 

自分は「小鳥の道案内」が便利だなと思いました。長く声を上げると、いつ・どこにいても小鳥が近寄ってきて道案内をしてくれます。飛んだ軌跡が光ったり、一定距離で待っていてくれるのも優しい。
たまに変な位置に誘導される時もありますが、そんな時は別の誘導方法を見ればいいですからね。言葉で説明しなくても分かる誘導方法が多くて上手だなと。

 

惜しい点

エリア移動が大変

転移ワープがありません。フィールドは広く、高低差やギミックも多い地形なのでエリアの行き来が凄まじく大変です。近道もなく、毎回正規の道順で往復する必要があります。
一部エリアには最奥から入口まで運んでくれる動物がいますが、いないエリアの方が多いです。

 

クリスタル収集で貰えるスキルに飛び上がれる「飛翔」がある?らしいですが、最後に貰えるスキル。ギミック全無視できるから最後なのも分かるんですが、もう少し早めに欲しかったなと。

 

カーソルが合いづらい

(Switch版)方向ボタンかRスティックで声の切り替えをするんですが、Rスティックはカメラ移動も兼ねているため「滑空中にカメラ操作しながら声を切り替える」ことが不可能。
そのため自分は方向ボタンで切り替えていましたが、こっちだと何故か下斜め2個にカーソルが合いづらい。素早く声を切り替えて進むギミック時は大変。

 

 

まとめ

遊ぶ前は「雰囲気ゲーかな?」と思っていたんですが、声の使い分け・隠れる・収集といった要素もあったので「雰囲気よし・操作性もよし・ゲーム性もある」と全体的に良いゲームでした。

ストーリーは輪廻転生ものか…?と考えましたが石板をしっかり探さないと分からないですね。転移ワープがあればもう少し収集や探索したい気持ちがあったんですが…。のんびりゆっくり遊ぶゲームだなと思いました。