ネタバレなし。
弾幕ゲーは苦手だけど、キャラデザが好みで購入。思ってたほど弾幕ゲーではありませんでした。
概要・ストーリー
あいつらにやられたことを思い出せ。看守がポイントだ。あいつを倒せば自由になれる。
引用:Steam:Furi
待ち受けるのはボス、ボス、そしてボス!サイケデリックな世界で、華麗なアクションをキメろ! 自由を手に入れるため、敵に立ち向かい終焉の門まで進め!
フリーとは、1対1のボスバトルを中心としたアクションゲームです「ソード&ガン」のハイスピードアクションで多彩なボスに挑め!
主人公の脱獄を阻む看守を倒し続けるボスラッシュオンリーの3Dアクションゲーム。
「ボス戦→移動→ボス戦」の繰り返し。移動時には一緒に行動しているボイスの一人語りを聞いて進みます。ザコも出ないので移動時の戦闘はありません。
探索やザコ戦もない本当にボス戦だけのゲームなので10時間もあればクリア可。戦闘スピードが速く、反射神経が求められるのでアクション難易度は少し高め。エンディングは3個。
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ストーリーは「深く語らず想像におまかせ」タイプ。疑問は残ってるけど最低限は分かるかなあ…の終わり方。メインはアクションですね。
キャラクター
ライダー(主人公)
白髪ポニテの赤マントを着た男性。武器は刀と銃。
元殺人兵器。無口無表情だが、感情は一応あるようでたまに表情を変える。
ぐっさり刺されても反撃するくらいにはタフ。
ボイス(CV間宮康弘)
ウサギの被り物をした語り手。ストーリーテラーポジション。
ライダーの拘束を解き、「看守を倒すと自由になれる」と語りかける。この監獄から出たいらしいが戦闘は不得意とのこと。
戦闘システム
「フィールド全体戦(左)」と「接近戦(右)」の繰り返し。
の繰り返し戦闘。行動パターンが変化します。
敵の攻撃をパリィして反撃しないと倒すことができません。成功で自体力が回復、失敗で敵体力が回復なので、パリィ出来ないと敵のHPが全く減らないことも。
ボスの攻撃パターンを覚えて、パリィを成功させるゲーム。初見殺しに近いものはありますが、極めるとスタイリッシュで格好いい戦闘ができます。
アクションの雰囲気は公式動画をどうぞ。これはめちゃくちゃ上手な人です。
難易度
「プロムナード(やさしい)」「フリー(推奨)」「フリーア(むずかしい)」の3段階が用意されています。難しくなるほど敵の体力が増えて、弾幕攻撃が激しくなります。
ただ戦闘スピードは変わらないため、素早い操作が苦手な人はプロムナードでも難しく感じそう。
難易度を上げるとイベントシーンも多く見れるので、それ目的に頑張ってみるのもいいかも。
移動
戦闘は集中力を使うため、休憩しつつ世界観やストーリーを知るのが「移動」です。
ボイスの話を聞くだけで、決まった道しか歩けず操作練習や会話スキップも不可なので自動で歩くモードにすると楽。
カメラ位置が変わる工夫がされています。面白い画角になるので自分はこの演出好きです。
良い点
キャラデザ
キャラデザがとても良いです。スタイリッシュで独特な個性があって格好いい。人+メカなデザインが多め。
キャラデザは岡崎能士さんが担当。「ニンジャバットマン」や「サマーウォーズ」のOZデザインを描いている方です。
日本語吹き替えあり
フランスのインディーゲームですが、日本人声優による日本語吹き替えがあります。
翻訳は字幕だけで済ますことが多い中、吹き替えまでしてくれるのはかなり珍しい。字幕が変でも吹き替えでは自然な文章で喋ってくれます。
このゲームは洋画っぽい雰囲気もあるため、洋画吹き替えを主とした声優さんが多め。よく喋るボイス役は間宮さん。ファンタビでジェイコブの吹き替えを担当している声優さんです。
惜しい点
録画が撮影できない
(Switch版の話)静止画のスクショは撮れますが、長押しでの録画はタイトル画面から最後まで全て撮影不可になっています。
「動きが格好いい」「吹き替えが良い」点が伝えられないのが惜しい。また、「格好いい動きが出来たから動画で残しとこう」「動画を見返して敵の動きを把握したい」も出来ないのでつらい。
操作説明が分かれている
「ボタンの割り当て」と「技の説明」のページが分かれています。
「この技はどのボタンを押せばいいのか」「このボタンはどの技なのか」を毎回切り替えて確認する必要があってかなりの手間。一緒に表示してほしい。
動画で動きを見せてくれるのは分かりやすいんですが、動画が長くて飛ばせないのも惜しいところ。
初見殺し多め
↑最初のチュートリアルボスですがこの攻撃範囲で殴ってきます
フィールドの8割を埋める範囲攻撃を4、5連続攻撃してきたり、不規則に動く敵も多め。パリィ前は光るのでタイミングは把握しやすいですが、判定がシビアなのか「押したじゃん!」になることも。
主人公の耐久が高めで即死攻撃は無いのはいいんですが、よほどの反射神経がないと回避が難しい。殴られながら覚えるタイプ。一部で「暗記ゲー」と言われる理由もちょっと分かります。
無料DLC
2016年に発売されたゲームですが、今年アプデが入りました。有料DLCの女武者の他に、「無敵モード」が無料で追加に。今までは本番ぶっつけでしか操作練習が出来なかったので良いモード。
戦闘苦手な人向けに戦闘を丸ごと飛ばしてストーリーだけ読むモードがも増えました。
まとめ
「弾幕アクションゲー」と聞いてましたが、遊んでみると弾幕というか反射神経ゲーでしたね。
クリアするだけならサラッと終わるので、「何度もやって攻撃パターンを覚える」「スタイリッシュに勝ちたい」「スコアを狙う」ようなやり込み系のゲームだなと思いました。