ぽつねんブログ

MENU

【Cult of the Lamb】感想

ネタバレなし

「教祖になるゲーム」と聞いていたので、文章選択型のゲームかな?と思ってたらローグライクアクションゲームでした。挙動も好みだったので購入。

 

 

 

ストーリー

子羊の真なる教団を築き上げよう
キュートでブラックなカルトアクションアドベンチャー! 

キミは今まさに「旧き信仰の司教」たちにより処刑されようとしている子羊。
そんなときに命を救い出してくれたのは「待ち受けし者」と呼ばれる謎めいた存在だった…。

引用:https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000047972.html

自分を救ってくれた「待ち受けし者」の封印を解くため、「旧き信仰の司教」を粛清していく異教徒バトル。居心地の良い教団を作り、信者を増やして強化していきます。

 

ゲーム性としては、「ダンジョン=ローグライクアクション、拠点=どうぶつの森+たまごっち」でした。
「手応えのあるローグライクアクション」ではないです。ゆるゆると遊べるゲーム性なのでローグライクアクション初心者に良さそう。

自分の遊び方だと「ダンション3、拠点7」くらいの作業量。のんびり進めて約20時間でクリア。一直線なら10時間ほどでクリアできるかと。
エンディングは3種類。全てラスボス面での選択分岐なので、それまでは自由に遊んで大丈夫そう。

 

アクション面

通常攻撃、ゲージ使用の特殊攻撃、ローリング回避の3ボタンしか使わないので覚えやすい操作。動きもサクサク挙動で素早く動いてくれます。

敵の攻撃は「斬りかかり・体当たり・弾幕・雑魚召喚」のパターン違いがほとんど。ただ「多勢に無勢&弾幕攻撃」が基本。最初はボタン連打でも勝てますが、だんだん敵も弾幕も増えてくるのでボタン連打だと勝てなくなってきます。
弾幕に苦手意識ある人はちょっと「うっ」になるかも。自分も苦手なので…。

ローグライクとは

ローグライク=武器、アイテム、マップがダンジョン来る度にランダム生成されるゲームのこと。死んだら拠点に強制送還。

本作でも「武器・アイテム・マップ」がダンジョンに来るたびに変わります。死んだら取得した素材を少し減らされて強制送還に。負けると信仰度が下がるので回復作業に少し時間とられます。

ローグライクは負けると素材全部失う系が多いですが、このゲームは負けても素材をある程度持ち帰れるのが助かる点。負けて帰った上に素材が無いと信仰度の回復が出来ないですからね。ちゃんと考えられてます。

 

進め方

「ダンジョン」と「拠点」を行ったり来たりして進めていきます。
ネズムが出て来る間はチュートリアル。丁寧に教えてくれるので、話聞いてやり方覚えていこう。

画面「右」にやること・クエスト内容。画面「左」に拠点での出来事(信仰度の上下、ご飯を食べた、病気になったなど)が表示されます。やることに困ったら見てみよう。

 

「ダンジョン(聖戦)」でやること

戦闘は全てザコラッシュ。部屋内の敵を全滅させると次の道が開く形式。ボスを倒したら拠点に帰還。草や石は素材になるので合間に攻撃して拾っていこう。

1ダンジョンクリアに約10〜15分。ゲーム内の時間は1日経つくらい(右上の日付アイコンで確認可)。ゆっくり攻略し過ぎても信者が空腹になったりするので注意。

 

ダンジョンに入ると武器がランダムで提供されるのでそれで攻略していきます。
道中からも「振りが遅いけど高攻撃力、振りが早いけど低攻撃力」など、いろいろ種類あるので適宜入れ替えていきます。

 

このゲームのタロットカードはバフアイテム。
バフ内容も攻撃力1.2倍、速度2倍といった攻撃に関するものから、素材を落ちやすくしたり、ゲージ消費減らしてくれたりと全体的に使いやすい効果が多めで良いです。

 

エリア1つ終わったら次進むルートを自分で選べます。
「信者が欲しい時は人アイコンがあるルート」「岩の素材が欲しい時は岩アイコンのルート」など。完全ランダムじゃなくて選ばせてくれるのがとても助かる。

ーーー

「操作もシンプル、死んでも素材が持ち帰れる、ルートも選べる」と初心者にも易しいローグライクアクション人によっては「アクションが単純、死んでも素材が持ち帰れる、ルート選べるのはローグライクなのか?」の意見も見ますが、やることが多いゲームなのでこのくらいシンプルでも良いかなと自分は思いました。

 

「拠点(教団)」でやること

信者の「祈念(祈り)」が装備や拠点の強化に繋がるので、信者が住みやすいように教団を整備していきます。
信者は病気や寿命で数が減っていくので、ダンジョン内で異教徒に捕まっているところを新たに引き入れたり、人売りから買って信者を絶やさないように。結構やること多いです。

とにかく信者の世話をする

「信者が教祖のために世話してくれるのかな〜」と思ってましたが、逆。信者のために教祖が働きまくります。
ダンジョンから素材を集め、寝具やトイレを作り、ご飯作ったり掃除したりと不眠不休。信者たちは夜寝させないと疲労が溜まったり、夜中に起こすと信仰度が下がったり。リアルですね。

最初は面倒見が大変ですが、整ってくると信者が作業を手伝ってくれて運営が楽になってきます。信者と結婚、死闘させる、死者蘇生といった儀式も出来るように。

施設を作る

祈念を集める施設、信者に関する施設、素材の収集施設を作っていきます。これらを作らないと祈念が集まらなかったり強化が出来ないので必須。
施設には強化レベルがありますが、どのくらい上げるかは自由。最大まで上げなくてもクリア可能です。

ストーリーや信仰度には関係ない装飾品も作れます。地面にタイルを貼ったり、池や花壇を作ったり。素材が余っていたら作ると見栄えが良いです。ここを凝り始めると時間が溶けますね…(↑画像は凝りまくった自分の教団)
タイルを貼ると簡単に整った感じに見えるのでオススメ。タイルは無素材・無限に貼れます。

 

他エリア

ダンジョンと拠点以外にも行ける場所が複数あり、買い物・サイコロゲーム・釣りといった息抜きができます。

 

サイコロゲームは「Knucklebones (ナックルボーンズ?)」。サイコロ振って9マスに置いていき、最終的に数が多い方が勝ち。ルールはシンプルで一発逆転も可能と完成度が高いサイコロゲームです。オリジナルで考えたんですかね?よく出来てると思います。

釣りもゲージとポインタを合わせることで釣り上げる仕様。これまた分かりやすい遊び方。釣った魚は料理に使えるので無駄になりません。

 

レーティング?

カートゥーン調で可愛い絵柄ですが、洗脳・生贄・カニバリズム・ゲロ・糞要素もあります。敵の見た目もそこそこ気持ち悪め。キモカワ系。
描写が省略されてるとはいえ、「きのこ食べさせて幻覚見せて洗脳」「生贄にしたら骨付き肉が出てくる」「死体を肥料に」「排泄物の料理がある」キワどい表現が多いです。

IARC 12CERO B相当)評価ですが、個人的にはIARC 16CERO C相当)くらいでもいいような…?と思ったり。IARCの審査基準では「人間じゃないキャラの暴力は許容される」らしいのでゆるめなんですかね…。でも血しぶき的な表現は無いし…いいか…。

IARCについて | 任天堂

 

良かった点

サイクルが上手

ダンジョンと教団、それぞれでしか手に入らない・出来ないことがあるので片方ばっかりにならないのが上手。

信者を増やすためにダンジョンへ行く→信者が増える→施設・料理の素材が必要→ダンジョンへ素材を取りに行く→施設・料理を作る→信仰度が上がって強化される→新ダンジョン解禁→時間経過で信者が寿命で減る→…

サイクルが途切れないゲームで、やることが無くなりません。やろうと思えばずっと遊べるゲーム。

信者は名前、見た目、色を自由に変更できます。

 

操作がシンプルで早い

やること・やれることが多くても、各操作がシンプルで素早く終わるので回すことができます。時間の概念もあるので操作が複雑だと回せないですからね。

戦闘は3ボタンのみ、ミニゲームはゲージに合わせる系、建設・収穫はボタン長押し、サイコロゲームは置く場所を選ぶだけ、と全てがシンプル。シンプルだけどちゃんとそれぞれ面白い。操作の簡略化がとても上手なゲーム。

「2つ以上の作業を同時にやるマルチタスク」ではなく、「1つ終わったら次、1つ終わったら次」の遊び方。

例えば、

料理をする→信者が料理を食べる→信者が排便をする→掃除をする→堆肥箱に入れる→農作業の肥料に使う→食糧が育つ→収穫して料理に使う→…

な感じで「1個の行動に対して結果が出て、それに対してまた行動する」感じ。
「複数を同時に作業」というより「1つの作業が続く系」なのでマルチタスクが苦手でも大丈夫そうかなと思いました。

翻訳がちゃんとしてる

妙な日本語訳が無かったです。チュートリアルは分かりやすい文章で、詩的な語りは神秘的な文章に、ときちんと雰囲気に合わせた翻訳になっていました。説明文とアイコンが一緒になったチュートリアルなのもとても分かりやすい。

「キノコが好き!タケノコ派じゃないよ!」みたいな日本でしか通じないネタ翻訳もあって驚きました。原文どうなってたんだ…?

デザインが良い

キャラクターやアイテムがシンプルで個性的。タロットカードとかそのままグッズにしたら売れそう。黒・赤・緑で色数おさえられているので統一感あって綺麗ですね。

主人公は生贄の羊スケープゴートがモチーフで、待ち受けし者は狼。羊と狼はよくセットになりますが、狼が羊を助けるのも面白い。待ち受けし者がフェイスベールで表情隠してるのも良いです。

 

NPCにはネズミ、魚、猫、芋虫、蛇、変な生き物…とたくさん出てきます。「かわいい」「きれい」「それどうなってんの?」と種類豊富なキャラデザ。

 

サントラやぬいぐるみが出ています。可愛いしオシャレ。

 

  • よく分からない言語(オリジナル言語?)で喋るのが可愛い
  • 塀などの装飾品作っても通り抜けられるので移動が楽
  • BGMが良い。覚えやすいメロディーで記憶に残りやすい。
  • エンディング。おそらく一般的なエンドになりましたがこれ好き。

 

困った点

バグが多い

(Switch版Ver1.01の話)(2022/09/21現在)
今まで遊んだゲームの中でもトップレベルでバグが多め。ボタンが効かない、敵が出てこなくて進めないなど。1日で複数回のバグに遭遇します。確定で透明化するボスもいたり(当たり判定は残ってるので倒せはする)

8月に発売したばかり、ということでパッチが出るのはこれからですかね。1番対応が早いSteamではVer1.015ですが、Switchではパッチが来ておらずVer1.01のまま。 

公式ツイッターでパッチのお知らせがありました。ただSwitchはパッチ来るの遅めなのでもう少し待ちですね。

対策:拠点から出る時は毎回セーブする。「あれ?」なことがあったらセーブして再起動すると直るバグもある。

 

人や物が増えるとラグ発生

(Switch版の話)
信者が15人?20人?くらいになると挙動が重くなります。戦闘中3秒くらいラグが起きて敵の弾幕に当たりやすくなるのがとても困る。
でもSwitch以外でやってる人の配信見てると普通に動いているので、やっぱりSwitch自体の処理速度の問題かな…。

対策:重くなったら一旦セーブしてゲーム終了して再起動すると少し軽くなる。戦闘中に発生したら無敵ローリング連打して当たる確率を下げる。

  • 農作地で作業してる信者に話しかけづらい。畑の世話になってしまう。
  • 施設のナナメ移動がしづらい

 

バグ&ラグが凄まじいのが現在(Switch版Ver1.01)の問題点。それ以外はそこまで気になる点は無いんですけどね〜…。改善されたら快適に楽しく遊べそう。

 

まとめ

次々にやれることが出てきてやめ時が分からないくらい何時間も遊び続けられるゲームでした。

2,530円(税込)はお買い得価格。Switch、Steam、PS4・5、Xboxと全てのプラットフォームで出ているので自分が遊びやすい媒体を選べるのも良い。全媒体で出てるからパッチ対応が追いついてないのはありそうですが………。

まあそのうちパッチが来るとして、バグがある状態でも自分は現在50時間ほど遊べている楽しいゲームです。気になったら遊んでみよう!

 

 

【2022.9.13】ニンダイ感想

TGS直前なだけあっていろいろ盛り沢山でしたね〜。
気になったゲームのまとめ&感想。

 

 

Factorio

「不時着した惑星でロケット直すために資材を集めつつ原住生物と戦う」のストーリーだけ聞くと「ピクミンかな」と思いましたが、生産ライン作って自動化&大量生産という対処法が現実的なゲームでした。レトロな雰囲気もあります。
Steamではすでに配信中。どうやら永遠とやり続けられる魅力があるようです。Switchでは10/28配信予定。

 

フィットボクシング 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~

北斗の拳だ。格闘ゲームかな?」と思ったらまさかのフィットネスゲーム。9/13は北斗の拳の日(連載開始日)だったようですが、フィットネスゲーム出るとは誰も予想できない………。
北斗の拳は漫画読了済みで、今までのフィットボクシングに無かったバトルモードも搭載されているらしく興味あります。
12/22発売予定。

 

ピクミン4

2023年発売予定。前作(2013年)から10年経ってのナンバリングタイトル。
ムービー見た感じだと、高解像度になっていて公園っぽいフィールドだなと。まだ公式HPも無いので続報に期待。

 

NINTENDO 64 Nintendo Switch Online

発表されたタイトルではマリオパーティ2、3とポケモンスタジアムを遊んでいた記憶があります。懐かしいですね〜。

 

ゴールデンアイ007

知らなかったので調べたら「レア社開発の名作FPSゲーム」だそうで。
名作だけど権利問題で難しい、と言われていたものがSwitchで遊べると発表されて盛り上がっていたようですね。
CERO Z表記だったので「ニンダイでZの紹介できたのか…」とそっちに驚いてました。

 

超探偵事件簿 レインコード

ダークファンタジー推理アクション。タイトルや絵柄がダンガンロンパだなと思っていたら製作陣が同じようです。
ネオン煌めく繁華街3Dフィールドで聞き込み調査をして、謎空間で矛盾を叩きつけ合う話。アクションゲームなので、追求をかわす時に身を翻して回避していました。「そっちの『かわす』か…」と言葉遊び要素もありそう。
2023年春発売予定。

 

結合男子

化学元素の擬人化シミュレーションゲーム。元素キャラを結合させて化学反応を起こし、滅びの世界を救っていく。
なんか凄いけど元素は結合するから理に適ってるし……?知識にもなりそう。
今時の絵柄でイケメンばかりなので、乙女ゲーかな?と思ったけどソシャゲっぽい感じ。どうやらスマホでも配信するようです。
2023年配信予定。

 

テイルズ オブ シンフォニア リマスター

2003年発売のシンフォニアがSwitchで登場(他ハードでも出るらしい)
RiJ夏にシンフォニア走ってる人いましたがめちゃくちゃタイミング良かったんですね。「最新ハードで出来るようにしてください!」と走者さんが懇願してましたが、この頃はもう出来上がってる状態だろうし、関係者はニコニコして見てただろうな…。

 

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

2023年春発売だからサブタイと発売日の発表は来そう〜と思ってたら来ました。
時のオカリナスカイウォードソードみたいなキーアイテムのサブタイじゃなく、前作ブレスオブザワイルドに引き続き世界観のサブタイですかね?
「目からこぼれる涙」はシーカー族のマークなのでピックアップされるんじゃないか〜とか早速考察が出ていました。
発売日は5/12。

 

まとめ

発表された中では北斗の拳とレインコードに興味がありました。情報を追っていきたい。
今週末の東京ゲームショウに合わせて一気に発表した感じですね。濃度が濃くて見せ方が上手な映像でした。

 

【蒼き雷霆ガンヴォルト鎖環】感想

結末部分は伏せてますが、それ以外のストーリーやボスの話はしています。
情報入れたくない人は無料体験版(セーブデータは製品版に引き継ぎ可)もあるのでそちらをどうぞ。

 

 

 

 

ストーリー

第七波動と呼ばれる特殊な力に目覚めた人間、第七波動能力者が生まれるようになった近未来。
ガンヴォルトらの手によって、多国籍能力者連合「エデン」との抗争は終結した。
しかし、尚も戦いに身を置き続けたガンヴォルトは、ついに第七波動を超えた次の段階へと覚醒してしまう。
事態に気づいたのは、皇神と対を成す影の組織「裏八雲」。
封印の力「鎖環(ギブス)」の巫女であるきりんは、ガンヴォルトの覚醒を封じ、宣告する。
「――アンタには、これから起きる事態の責任を取ってもらうよ。」


引用:蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルト ギブス│公式サイト

新主人公「きりん」がGVの力を封じ、GVが元になった事件を一緒に対処・尻拭いしていく話。「ガンヴォルトシリーズ」正当な続編の3作目(イクスシリーズは外伝)

メイン主人公がきりんに替わったこともあり、戦った相手を仲間にしたり一緒に協力したりと、過去作には無かった展開があります。自分はこの展開が特に好きでした。
敵側は「ハーレムメンバー(公式でこの表記)」でリーダー以外は全員女性。その逆で味方側はきりん以外全員男性(恋愛要素は無し)。トークルームも多くて楽しいので、1ボス倒すごとに聞きに行くと面白いです。


エンディングは通常、真、隠しの3種類。無料アップデートでシナリオ追加も予定されています。

 

キャラクター

きりん(cv篠原 侑)
鎖環(ギブス)のセブンスを持つ裏八雲の戦巫女。サバサバした性格で妙な拗らせ方もしておらず、シリーズトップレベルの常識人。部下を褒めたり律したり、リーダーとしても優秀。
シアンやオウカは「GVについていきますサポートします」だったけど、きりんは「GVと一緒に戦う相棒」のポジション。

GV(cv石川界人
きりんに力を封印されたら犬になったシリーズ主人公。犬の姿になった理由はきりんも分からないらしい。見た目は犬だけど普通に人語で喋る。
戦闘中はきりんの後ろを自動でついてくる。交代すればいつもの人の姿で戦う。人の時はオウカのリボンで三つ編みを結んでいて、犬の時はシアンのペンダントで結んでいるぞ!

モルフォ(cv櫻川めぐ
このモルフォもイマージュパルス(GVの記憶の具現化)。何故か他のパルスと比べて生きているように喋る。シアンではなく、モルフォ単体の状態。

 

ゲームシステム

アクション

きりんのメイン武器は錫杖型の仕込み刀。シリーズ初の近接武器主人公。
近くの敵は刀で斬り、遠くの敵にはお札を投げて当たった敵まで瞬間移動して斬りかかる雷霆煉鎖。ボスを倒すとチャージ斬りや回転斬りが出来るように。

 

GVはきりんとの交代制。めちゃくちゃ強いので交代にはゲージが必要で、無くなったらきりんに強制交代。
雷霆煉鎖っぽい瞬間移動、アキュラを真似た体当たり攻撃、近接格闘技、無限ジャンプも最初から出来ます。

イマージュパルス

過去の敵・味方を実体化させて攻撃・回復を使用したり、基礎能力を上げられる装備型の能力のこと。ステージクリア時にランダムで入手。
150種類以上あるので、決まった装備になりがちだったところを各々の欲しい能力に合わせてカスタマイズ出来るようになっています。攻撃力を優先したり、防御や回復を優先したり、歌を聴きやすくしたりと種類さまざま。コンボ狙えそうな効果もあり、組み合わせ考えるのも楽しいですね。

実体化するパルスには今までットが無かった過去キャラにも新しくドットが作られています。さすがドットのこだわりが強いインティ。

「イマージュパルス=GVの記憶の具現化」なので外伝であるイクスシリーズのキャラクターは含まれません。ただ、アキュラとRoRoは内田さんと峯田さんのボイスでの収録。


ソングオブディーヴァ

きりんの体力が0になると、きりんが封じていたGVの力が解かれ暴走GVの強制操作になります。発生は今までと同じくランダム。
暴走と言っても操作はちゃんと効きます。通常GVより攻撃がもっと派手に強くなった状態のこと。ゲートモノリスまで来るときりんが回復して交代に。
暴走状態のGVはとにかく派手なので1回見ておくと面白いです。交代せず暴走状態を続けていると何かあるとか?

ーーーーーー

遊び方は、
「きりんとGVを適宜交代しながら戦い、イマージュパルスを集めて装備を整えながら進める」感じですね。
GVに交代しなくても進めるステージ構成になっています。取り損ねたアイテムや不安定な足場をGVに行ってもらうと楽。

 

無償アップデート・DLC

無償アップデート

2022年8月から5ヶ月間連続で、追加プレイアブルキャラクター、追加モード、追加ボス、そして、追加エピソードなどを含む無償アップデートキャンペーンを開催します。

引用:蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルト ギブス アップデートロードマップ│公式サイト

ロードマップを出してきたのは初めてですね!えらい!
どんな内容のアップデートをいつまでやる予定があるのか分かるので助かります。

8月はXX(ダブルエックス)とD-nizerが追加に。真エンドを見ると使用可。
イクス2での来訪ボス時に使ってた技が使えるようになるのでXX=X2ってことですね。XXはパルス周回で使うと捗りそう。モーション派手になって楽しいです。

D-nizerは手をつけれてないのでノーコメント。扱いが難しいのでやり込み用ですね。

 

DLC

1つのDLCで「過去作2キャラのスキル型イマージュパルス」と「他パッシブ型のパルス」が追加になります。
本来は200円しますが、発売から2週間以内だとなんと無料でDL可能
DLすればすぐ使えるわけではなく、獲得可能なステージから入手する必要があります(赤枠がDLC

 

良かった点

アクションが格好いい

「ボタンをガチャガチャしてるだけでも格好よく見えるように作った」とのことで、斬撃エフェクトや雷霆煉鎖の見た目が格好よく、ちゃんとコンセプト通りになっていると思います。
インティは他作品でも剣キャラを多く出してますが、きちんと動きに差別化してくるのもさすがです。違いを出しつつ小ネタ?としてどこかで見覚えのある動きも入れてくれます。

雷霆煉鎖のスピード感

「ブリッツダッシュよりスピード感あるアクションは生み出せるのか…?」と思ってましたが作れているのもさすが。
ブリッツダッシュは移動の軌跡が見えますが、雷霆煉鎖は瞬間移動。この違いを取り入れたボス戦もあって上手。

ただ操作は少し大変。きりんはアキュラと違ってホバーが無いので対空時間が短く、素早く連続で雷霆煉鎖を出すには集中力が必要。自分も集中力が長く持たないのでチマチマ進めてました。
連続で出来るとスコアが良くなりますが、スコア気にしないなら地面歩いたり壁キックで登ったり、無限ジャンプ可能なGVに交代する手段もあります。

難易度の上げ方

クリア後は「ハード、ベリーハード」が追加されます。急激にではなく、段階的に上がるので遊びやすい。
暴走GVになれるとボスの動き分かってなくても瞬殺できます(一部除き)。ベリーハードでもゴリ押しが効くのは助かる……。とあるパルスが強いのでそれ持ってれば誰でもクリアできそう。

ハード

ボスHPや攻撃パターンの強化。スキル型パルスは何度も使える。
(クールタイムが遅くなったりGV交代ゲージ増加幅が抑えられている?)

ベリーハード

ボス攻撃パターンはハードと同じ。スキル型パルス使用は1度のみ。パッシブ型は使用不可(一部は使える)

ハードで練習してからベリーハードに挑むのが安定ですね。
「シビアタスク(ハードモード)」「レックレスタスク(ベリーハード)」と表記が違うのは表記ブレかな…。

周回の理由付け

今までは「ステージ構成、敵のパターン覚えるための周回」がほとんど。ストーリー目当てで戦闘にそこまで興味ない層には周回理由が薄めでしたが、今作はパルス集めという「収集要素」が増えました。
そのパルスも「過去作を遊んだファンに嬉しい仕様」になっているので、ライト層にも長く遊んでもらえる仕組みになってるのが良いですね。

リトライマーカー踏んでも歌が終わらない

リトライマーカー踏んでもクードス清算されないので歌が聴きやすいです。今回モルフォに歌い続けてもらうには「クードスを続けて稼ぐ」ことが必要になってきます。

場にあったBGMになる

イベント会話ではモルフォの歌ではなく、その場に合わせたBGMになります。真面目なシーンで歌が流れてると雰囲気が薄れていたのでいい変更点。会話が終わるとモルフォの歌が再度流れ始めます。

穴に落ちても死なない

きりんが穴に落ちたら犬が引き上げてくれます。HPは減りますが、リトライマーカーではなく穴手前から再スタートになるのもリトライ性が良くなっています。

待機画面の背景が変わる

最初はきりん・GV・モルフォだけだったのが、仲間加入で背景に人が増えていきます。これめちゃくちゃ好きです。

会話ログがある

話読むゲームによくある「会話を遡って読める機能」ですが、アクションゲームなのについています。それだけ会話量が増えてるってことですね。

 

惜しい点

視認性が悪い

ライブノベルのほか、実体化するスキル型パルス・犬・モルフォといつも以上に画面が混雑します。
でも「ライブノベルで画面が見えにくいのは製作陣も承知の上でやってる」インタビューで語っていました。このワチャワチャ感を含めて「こだわりのライブノベル」として作ってるなら尊重したいですね。見えにくいけど。

オプションから顔と吹き出しの濃さは段階的に変更できます。あとクードス表記の濃度も調整できるようになったら嬉しい…。

ストーリー・キャラ描写

「きりんの物語」としてならこれでいいんですが、「GVの物語」としては足りない。
「過去より今が大事」なニュアンスが多かったので、わざと過去話を少なくした可能性も?なので過去作にあった伏線はほぼ未回収。

追記Ver1.3.0からエンディング演出が追加されました。

ちゃんと「分かる」描写になったので、これなら「ギブスでのGVの結末」として納得できるものに。顔イラストや新録ボイスも追加になっています。

追加してくれたのは助かる、んですが「なんでこれ最初から入れてくれなかったんだ…?」とは思いました。最初からこれだったらスッキリ見れたので…。

あと敵キャラの描写が薄め。何だったのか分からず感情移入がしづらい。
ただ、12月の無料アップデートで「追加シナリオ ATEMS編」が予定されています。敵組織ATEMSのトップであるZEDΩ.がプレイアブルの新シナリオ。この追加シナリオ前提だから本編描写が薄めだった可能性も?

「6年ぶりの正当続編だしスッキリできる結末を初見で見たかった」&「本編クリアしても敵組織について何も分からん状態で12月(発売は7月)まで待たされる」点がモヤっとしました。DLCや追加シナリオが全て入った状態が「完全版」とのことです。

 

広報・宣伝

1.キャラ紹介が間に合ってない
「意図的に情報伏せる」というか「間に合ってない」感がありました。「紹介したいし、色々あるので回数が足りない」との社長呟きもあったので。本当に足りないなら情報局の雑談時間をキャラ紹介にあててほしい。

2.情報伏せてたキャラについて
「こんなに秘密にするならよっぽどネタバレの人なんだろう!」と期待値が上がりまくっていたんですが、実際は見た目から想像できるポジションな上に、結局よく分からなかったので伏せる必要あったんだろうか……と思っちゃいました。

3.情報の後出し内容
最初にSwitch(7月)が発売され、後からSteam(10月)PS4(12月)と時期がズレての発売でした。宣伝ネタが切れないように小出しで情報出すのはいいんですが、7月すぐに遊んだ人がモヤる情報の出し方なのが良くない。後出しには追加ボスやXXモードのような「要素の追加」をしてほしくて、情報不足の付け足しのような「要素の補完」はしてほしくなかったので。

発売「前」に出す情報と、発売「後」に出す情報をもう少しどうにかしてほしかったなと。でも「伏せてくれて良かった」の意見も見るので、広報宣伝の良し悪しは人によります。……どうも自分はインティの広報・宣伝と合いづらいんですよね。

 

 

まとめ

アクションは新要素・改善点が活かされててとても良かったです。全体のストーリーも仲間が増える・共闘するといった今までに無かった新しいやり取りもあり、新鮮に楽しめました。
惜しかったのはストーリーのオチが分からなかった(改善済み)のと情報の出し方くらいですかね。この点も「完全版」から遊べば気にせず遊べるのかな〜と思うのでオススメ!

 

 

 

 

 

【感想】RTA in Japan Summer 2022

RTA in Japanは、日本で開く大規模RTAイベントです。
RTAプレイヤーが一同に介し、それぞれの持ちゲームを代わる代わるRTAとしてプレイします。
夏に『RTA in Japan Summer』を、冬に『RTA in Japan Winter』を開催しています。」

引用:RTA in Japan | RTA in Japanは、日本で開く大規模オフラインRTAイベントです。

 

2022年の夏も8/11〜8/15までの5日間行われました。
ご時世的にこれといった予定も立てられなかったので、家のPCから見れるイベントを5日間も開催してくれてとても助かります。毎回楽しませてもらっていますし、チャリティイベントなので少しですが寄付もしました。

以下、RiJ Summer2022での大雑把な感想。後から何か追加するかも。

 

地球防衛軍5
イベントトップバッター。侵略者から地球を防衛する3Dアクションシューティング。
侵略者を倒すために逆に街を破壊したり、弱点露出したら即命中させたり、歌い出したりと、面白くてスーパープレイもある開幕にふさわしいRTAでした。
EDF」はEarth Defense Force(地球防衛軍)の略だそうで。


ウッチャンナンチャン炎のチャレンジャー 電流イライラ棒
コースフレームに触れずに時間内にゴールするもの。元はバラエティ番組でした。
昔この番組見ていたし、同じゲーム持っててよく遊んでいたので懐かしかったですね〜。

 

ゼルダの伝説
初代、ムジュラ、トワイライトの3連続。
今回は無を取得してすぐエンディングに行くものはなく、3作品とも比較的真っ当なプレイングを楽しめます。
ムジュラが「ビンゴ」という変わったカテゴリだったので、ゼルダ学会は進化してますね。

ムジュラの仮面 - ビンゴレース   ←ムジュラのビンゴレース用のHP


ロックマンX
ロックマンXシリーズの1作品目。自分はリメイクであるPSPのイレギュラーハンターXを遊んだことあります。
ブーメランでアイテム引き寄せたり、台を持ってきたり(?)、なんか分からないけどスーパープレイしてるのは分かる…。


テイルズオブシンフォニア
今回の最長時間タイトル。約8時間通し。
アーカイブ含めて全部見ましたが、軽快なトークとテンションと小道具を使って飽きさせない工夫がされていて魅せるプロでした。
作業になる部分ではOVAから小説、他テイルズシリーズの話があり、走者と解説のシリーズ愛を感じました。

 

たけしの挑戦状
伝説のバカゲー。「サラリーマンが宝の地図を見つけて探しに行く」が一応のあらすじ。自由度が高く、選択肢も多いのにノーヒントでクリアルートは1つだけ…と今考えても理不尽なゲーム。
今回は「バグなし」とのことで通常プレイに近そうでしたが、無茶苦茶な上に難易度も高いのでクリアしただけでえらいっ。

 

Paris Chase
トンチキゲーム枠の1つ。タイトルだけ見ると「綺麗なパリの街並みでレースするのかな?」と思ってましたが、セーヌ川に相手の車を落とすスタイリッシュ車落としゲームでしたね。ナイスセーヌ!
ゲームパッケージを調べたら車が飛んでいるので、川への突き落としは想定されてるプレイングっぽい…?

 

Chinatris
漢字パズル。漢字のパーツがテトリスのように落ちてくるので、結合させて該当する漢字を作るゲーム。
一と口が結合すると日に。十と口が結合すると古になる感じ。面白いゲーム形態だし、漢字に強くなりそう。


EQUALINE
算数パズル。9マスの数字と計算式を一筆書きでなぞり、表示された解に合わせるゲーム。
一筆書きの順番に計算されていくので適当だと解けないです。1桁の計算ならともかく、2桁の計算から小数点、マイナスもあるのに凄まじい速さで解いていくので「???」になります。スーパープレイ枠。


GeoGuessr
地理ゲー。グーグルマップでランダムに飛ばされた場所がどこか当てるゲーム。
看板や電柱の市外局番から場所を特定したり、地名からあの辺だと分かったりして地理に詳しくなれそう。
無料で遊べるのもいいですね。大自然の中からスタートするとハードモードですが、人によっては樹木や植物の生息域で大まかに分かるとか。


AREA 4643(現:「NINJASLAYER : AREA4643」
ニンジャスレイヤーの公式ゲーム。見下ろし型アクションシューティング。
素早く動く弾幕シューティングとして良作な気がしました。いつもの忍殺語も飛び交っていたのでファンゲーとしても良さそう。
どうやらニンジャスレイヤーの公式ゲームと知らない人が多発したため、公式が「NINJASLAYER : AREA4643」にゲーム名を変更したとのこと。影響力すご…。


Ghostwire: Tokyo
一人称視点アクションアドベンチャー。戦闘はシューティングに近く、手フェチとバディ好きに良い。
渋谷要素とオカルト要素があるゲームなので、地理ゲーとホラゲ枠の間にちょうど良いポジション。運要素が少なく実力で差がつくゲームらしい。上手な人のプレイングはスタイリッシュで良いですね〜。


Little Nightmares
ホラゲ枠のサスペンス謎解き脱出アドベンチャー。世界上位の2人のレース形式。
遊んだことありますが、壁抜けバグありで見たことない挙動をしてたので新鮮に見れました。
両者ガバを重ねてえらいことになり、ホラー枠にも関わらず爆笑が飛び交っていたのでホラー苦手な人でも見れそう。ガバルナイトメア。
走者さんがガバってない動画をツイッターに上げてたのでそちらもどうぞ。


スーパーマリオオデッセイ
3DマリオのRTAは華麗な腕前が見れますね〜。
数秒に1個パワームーンをとる音が聞こえてきます。激うまプレイングと分かりやすい解説で「これぞRTAイベント!」を感じられました。


Good Job!
オフィスで素早く業務を行うパズルアクション。業務のためにはコピー機を吹っ飛ばして壁を破壊したり、フロアを水浸しにしたり、フォークリフトで階段上がったり、クレーンで壁を破壊します。真面目にふざけているゲーム。
走者も解説も淡々と進めているので、ツッコミが多いコメント欄も面白いです。
戦闘が無いパズルゲームなのでCERO Aでもいい気がしますが、器物損壊が多くてCERO Bになったとか?


Bomb Chicken
爆弾を産むニワトリのジャンプアクションゲーム。自力ジャンプは出来ず、爆弾を積み重ねることで高さを出して障害物を飛び超えていきます。
前にどこかのRTAイベントで見たので知っていました。難易度は高そうですが、ニワトリが丸くてぷにぷにしてて可愛いんですよね。

 

 

感想

知っているゲームはスーパープレイが楽しめて、知らないゲームは端的にどんなゲームか分かるのでRTAイベントはいいですね〜。皆楽しそうにやってるのが良いです。

RiJは過去アーカイブがTwitchとYoutubeに上がっています。
Twitchだと当時のコメントと一緒に楽しめて、Youtubeは特定の位置から再生する機能を有志が付けてくれている場合は見所から見始められます。

RTA in Japan - YouTube

RTA in Japan - Twitch

 

今冬の開催が決定したので年末も楽しめますね!

 

 

【リトルナイトメア】静かな悪夢の世界で息を潜めるかくれんぼ

ストーリーネタバレなし

 

1&2セットがセールになっていたので購入。
前々から気になってたんですが「ホラー」と聞いていたので、苦手な系統だったら困る…となかなか手が出ず………。どれ系のホラーか知るために、人の配信を見てから購入してます。

 

 

ストーリー

「胃袋」の名を持つ謎めいた巨大船舶「モウ」に囚われた幼い少女「シックス」。
物語はシックスがモウから脱出を試みるところから始まります。
幼いシックスにとって、モウは牢獄であると同時に巨大な遊び場でもあります。
死の危険が至るところに潜む密室の中でひとり知恵を振り絞って生き抜き
出口を見つけ出すことはできるでしょうか。

引用:LITTLE NIGHTMARES-リトルナイトメア- | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト

黄色いレインコートを着た小さなシックスが、奇妙な敵から隠れ逃げつつ広い船からの脱出を目指すストーリー。

テキストや喋る要素は無く、起きる出来事や道中にある小物類から世界観やストーリーを読み取っていくタイプ。いい感じの謎を残しつつも、ちゃんと区切りがある終わり方なので不完全燃焼にはなりません。伏線や意味深なことが多く、未だに考察界隈が賑わっているゲームです。

 

ゲームシステム

サイドビューの「ステルス(隠れる)+謎解き」の脱出ダークアドベンチャー

謎解き3、ステルス5、走って逃げる1…くらいの割合(当社比)
シックスは攻撃手段を持たないので敵の前ではステルス。いない時は謎解き要素が多め。
謎解きはそれほど難しくありません。使う物には光がほんのり当たって目に留まりやすくなっています。画面の陰影が綺麗なゲーム。

基本操作は「移動、物を掴む、明かりをつける」なので難しい操作は求められません。シックスは小さいため、家具の下に隠れたり本の山をハシゴのように登って進んでいきます。

本編は10時間以内にクリア可。収集要素もあってエンディングは1つ。同程度のボリュームがある別主人公DLCも出ています。DLCですが時系列が面白いです。本編であるシックスの物語を終えたらDLCも遊ぶことをオススメ。

右の「キッド」がDLC

 

「ホラー」の度合い

自分が嫌いなホラー要素は「急に画面ドアップに怖い顔が映ること(ジャンプスケア」と「追いかけられる」こと。

ジャンプスケアは無い

「急に画面ドアップに怖い顔」要素は1度もありません。
「静かに入ってきた」「明るくしたら敵がいた」のはありますが、「ドアップ」は無いです。ホラーによくある一人称視点ではなく、サイトビュー視点なのも客観的に見れて良いです。

リトルナイトメアの「怖さ」は「見つからないように息を潜める」系。かくれんぼですね。かくれんぼの鬼が奇妙な姿をしています。腕が長かったり、丸かったり。ゾンビや血まみれ系はいません。

追いかけられ要素はある

こっちはあります。「ボス戦」か「自分がステルスに失敗した時」に起こります。
ただ追われる距離が短かったり、物陰に隠れたらすぐ見失ってくれたり、確定の場所は逃げ道が一本道だったり「逃げ」の難易度は控えめ。
個人的な尺度ですが、このくらいの追いかけられならセーフ判定。

そもそも「ホラー」ではない?

引用:LITTLE NIGHTMARES-リトルナイトメア- | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト

公式も「ジャンル:サスペンスアドベンチャー」表記で「ホラー」とは書かれてないんですよね…。正統派な「謎解き+ステルスの脱出ゲーム」でした。

 

レーティング

CERO Cで恐怖アイコン有り。
大きく奇妙な敵に見つからないよう息を潜めることが「恐怖」の扱いになってるのかなと。

シックスが捕まっても「手で捉えられる描写だけ」で引き千切られたりはしません。描写がリアルな謎の肉塊があったり、何かを引きずった赤い跡はありますが、グロ要素は控えめ。

 

良かったところ

世界観、雰囲気

光の陰影や物の質感、音の描写がリアルなので、奇妙なキャラクターや世界観にもリアルさを感じます。
現実にもあるような部屋をシックスのような小人が走り回っているので、不思議な世界観に入りやすいです。

 

チャプター画面はミニチュア模型風。かわいい。
かわいいのにどこか不気味…とチグハグ感もいい味出してます。

シンプルな謎解き

ルートはほぼ一本道で迷わず、往復させる謎解きも少なめ。横スクロールなので基本は「右」に進めばいいです。
カメラも天井から穴の下まで大きく見回せるので、詰まったらカメラを回すか、光が当たっている場所を探すと解決策が見つかります。

 

考察材料が多い

「考察楽しんで」「想像にお任せ」のゲームには、言う割に考察材料が無さすぎることもあります。
リトルナイトメアはあれこれ想像できるだけの材料が大量に散りばめられています。考察が好きな人にはとても楽しいゲーム。未だに考察が盛り上がってる理由も分かります。

 

惜しいところ

暗いところは本当に画面が暗い

真っ暗な場所に黒くて小さい敵がいたりします。設定で明るさMAXにしても暗く、Switchの携帯モードだと目をぐっと凝らすので目が疲れる。暗いから光の誘導が効果的なのはありますけどね。

奥行きが分かりづらい

横スクロールですが少しだけ奥行きがあります。いまいち奥行きが把握しづらく、細い道で落ちやすく、横位置が合わずに物を掴みづらいことも。

操作説明が出るのが遅い

操作説明なくゲームが始まります。
謎解きを考えてもらうために表示が遅い?のかもですが、何ができるかは先に教えてもらわないと謎解きができないので…。

オプションの操作説明には全部書いてあるので、見てから遊んだ方がスムーズに進めるかなと。

 

まとめ

大丈夫なホラー系統で、こういう世界観が好きなので楽しく遊べました。
思ったのが、


だなと。おすすめ。

Switch版の1&2セット。
このセットは「リトルナイトメア1+DLC、リトルナイトメア2」。2のDLCは別売りなので注意。

 

 

 

 

【Furi】感想

ネタバレなし。
弾幕ゲーは苦手だけど、キャラデザが好みで購入。思ってたほど弾幕ゲーではありませんでした。

 

 

概要・ストーリー

あいつらにやられたことを思い出せ。看守がポイントだ。あいつを倒せば自由になれる。 
引用Steam:Furi

待ち受けるのはボス、ボス、そしてボス!サイケデリックな世界で、華麗なアクションをキメろ! 自由を手に入れるため、敵に立ち向かい終焉の門まで進め!
フリーとは、1対1のボスバトルを中心としたアクションゲームです「ソード&ガン」のハイスピードアクションで多彩なボスに挑め!

引用 Furi(フリー) ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

主人公の脱獄を阻む看守を倒し続けるボスラッシュオンリーの3Dアクションゲーム。

「ボス戦→移動→ボス戦」の繰り返し。移動時には一緒に行動しているボイスの一人語りを聞いて進みます。ザコも出ないので移動時の戦闘はありません。
探索やザコ戦もない本当にボス戦だけのゲームなので10時間もあればクリア可。戦闘スピードが速く、反射神経が求められるのでアクション難易度は少し高め。エンディングは3個。

ストーリーは「深く語らず想像におまかせ」タイプ。疑問は残ってるけど最低限は分かるかなあ…の終わり方。メインはアクションですね。

 

 

キャラクター

ライダー(主人公)
白髪ポニテの赤マントを着た男性。武器は刀と銃。
元殺人兵器。無口無表情だが、感情は一応あるようでたまに表情を変える。
ぐっさり刺されても反撃するくらいにはタフ。

 

ボイス(CV間宮康弘

ウサギの被り物をした語り手。ストーリーテラーポジション。
ライダーの拘束を解き、「看守を倒すと自由になれる」と語りかける。この監獄から出たいらしいが戦闘は不得意とのこと。

 

戦闘システム

「フィールド全体戦(左)」と「接近戦(右)」の繰り返し。

全体戦でHPを削ると接近戦に移行→接近戦でHPを削ると全体戦へ…
の繰り返し戦闘。行動パターンが変化します。

敵の攻撃をパリィして反撃しないと倒すことができません。成功で自体力が回復、失敗で敵体力が回復なので、パリィ出来ないと敵のHPが全く減らないことも。

ボスの攻撃パターンを覚えて、パリィを成功させるゲーム。初見殺しに近いものはありますが、極めるとスタイリッシュで格好いい戦闘ができます。

 

アクションの雰囲気は公式動画をどうぞ。これはめちゃくちゃ上手な人です。

 

難易度

「プロムナード(やさしい)」「フリー(推奨)」「フリーア(むずかしい)」の3段階が用意されています。難しくなるほど敵の体力が増えて、弾幕攻撃が激しくなります。
ただ戦闘スピードは変わらないため、素早い操作が苦手な人はプロムナードでも難しく感じそう。

難易度を上げるとイベントシーンも多く見れるので、それ目的に頑張ってみるのもいいかも。

 

移動

戦闘は集中力を使うため、休憩しつつ世界観やストーリーを知るのが「移動」です。

ボイスの話を聞くだけで、決まった道しか歩けず操作練習や会話スキップも不可なので自動で歩くモードにすると楽。
カメラ位置が変わる工夫がされています。面白い画角になるので自分はこの演出好きです。

 

 

良い点

キャラデザ

キャラデザがとても良いです。スタイリッシュで独特な個性があって格好いい。人+メカなデザインが多め。
キャラデザは岡崎能士さんが担当。「ニンジャバットマン」や「サマーウォーズ」のOZデザインを描いている方です。

 

 

日本語吹き替えあり

フランスのインディーゲームですが、日本人声優による日本語吹き替えがあります。
翻訳は字幕だけで済ますことが多い中、吹き替えまでしてくれるのはかなり珍しい。字幕が変でも吹き替えでは自然な文章で喋ってくれます。

このゲームは洋画っぽい雰囲気もあるため、洋画吹き替えを主とした声優さんが多め。よく喋るボイス役は間宮さん。ファンタビでジェイコブの吹き替えを担当している声優さんです。

 

惜しい点

録画が撮影できない

(Switch版の話)静止画のスクショは撮れますが、長押しでの録画はタイトル画面から最後まで全て撮影不可になっています。
「動きが格好いい」「吹き替えが良い」点が伝えられないのが惜しい。また、「格好いい動きが出来たから動画で残しとこう」「動画を見返して敵の動きを把握したい」も出来ないのでつらい。

 

 

操作説明が分かれている

「ボタンの割り当て」と「技の説明」のページが分かれています。
「この技はどのボタンを押せばいいのか」「このボタンはどの技なのか」を毎回切り替えて確認する必要があってかなりの手間。一緒に表示してほしい。
動画で動きを見せてくれるのは分かりやすいんですが、動画が長くて飛ばせないのも惜しいところ。

 

初見殺し多め

↑最初のチュートリアルボスですがこの攻撃範囲で殴ってきます

フィールドの8割を埋める範囲攻撃を4、5連続攻撃してきたり、不規則に動く敵も多め。パリィ前は光るのでタイミングは把握しやすいですが、判定がシビアなのか「押したじゃん!」になることも。

主人公の耐久が高めで即死攻撃は無いのはいいんですが、よほどの反射神経がないと回避が難しい。殴られながら覚えるタイプ。一部で「暗記ゲー」と言われる理由もちょっと分かります。

 

無料DLC

2016年に発売されたゲームですが、今年アプデが入りました。有料DLCの女武者の他に、「無敵モード」が無料で追加に。今までは本番ぶっつけでしか操作練習が出来なかったので良いモード。
戦闘苦手な人向けに戦闘を丸ごと飛ばしてストーリーだけ読むモードがも増えました。

 

まとめ

弾幕アクションゲー」と聞いてましたが、遊んでみると弾幕というか反射神経ゲーでしたね。

クリアするだけならサラッと終わるので、「何度もやって攻撃パターンを覚える」「スタイリッシュに勝ちたい」「スコアを狙う」ようなやり込み系のゲームだなと思いました。

store-jp.nintendo.com

 

 

【Death's Gambit: Afterlife】エンディング攻略・回収&感想

*ネタバレがあります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンディング条件

エンディングは「A、B、C、おまけ」の全部で4種類。 

 

Aエンド条件
  • 意志力を100以下にする
  • エンドレス戦(2戦目)までに、英雄モードのボスを5体倒す(同一ボス不可)
  • 選択肢で死神を選択する
Bエンド条件
  • 意志力を100以下にする
  • エンドレス戦(2戦目)までに、英雄モードのボスを5体倒す(同一ボス不可)
  • 選択肢でサラマスを選択する意志力が100以上だと自動でサラマス選択になる
Cエンド条件

英雄モードのボスを5体倒さず、エンドレス(2戦目)を倒す

おまけ

 ゲーム開始後すぐ、ヴラエルの左側の道へ進み「使命を放棄する」を選択する

 

 

エンドレス戦(2戦目)直前に子アッシュから「強者の元へ戻って強さを示せ」と言われる。これは「英雄モードのボスを倒せ」という意味。5体目を倒すと「戻れ」の指示をくれる。

→英雄モードボスを5体倒さないまま、エンドレス戦へ進んで勝つとCエンド。
→エンドレス戦へ進まず、引き返して英雄モードボス5体倒してからエンドレス戦をする。勝つとAかBエンドへの選択ルートへ進む。

 

「意志力」は最初100からスタート、上限は200。死ぬ度に1増える。ステータス画面で数値の確認可。

NPCを殺すと大きく増える(アイオン、ヴラエルは特に大きく増加?)。英雄モードボスを倒すと数十と大きく下げることが可能。

 

英雄モード

攻撃パターンが変わった強化版ボス。
戦った場所に行き、インタラクトすると戦える。

個人的に倒しやすかった5体はアイオン、アウルキング、ブルワーク、オリガ、不死鳥の魂。強いのがアマルバロ。ほかギミック戦ボスは忙しいので難易度が高い。

  • オススメアイテムはボム(攻撃系)。一気に削れて強いが、消費アイテムなので無駄打ちせずに攻撃パターン把握できた段階で使いたい。
  • 早めに英雄モードに挑戦してもいいけど、その後死にまくると下げた意志力が上がってしまう。Aエンドに行きたい場合、エンドレス戦直前に行うと確実。
  • 不死鳥の魂を倒すとドリームシフトで特殊なエリアに行ける
  • ブルワークを倒すと3段ジャンプできるオーラを入手できて便利。カエルシオライ地下の追いかけっこに役立つ。

 

エンディング内容

Aエンド(真エンド)

ラスボス:サラマス

アイオン、ヴラエル、アッシュの過去が知れたり、エンドレスたちと協力・共闘する胸熱展開がある。
死神が「観察者」である自分(プレイヤー)にも感謝の言葉をくれる。遊んでるゲーム媒体のユーザー名をちゃんとしておこう。

Bエンド(メリーバッドエンド)

ラスボス:クロウ(死神)

中央聖域などで死んでいったNPCが冥界(アフターライフ)で過ごしている姿が見れる。
クロウの不死の書はこのルートでしか手に入らない。クロウが何なのか分かる内容になっている。
ここで死ぬとクロウではなく、サラマスに魂回収される演出に変化。

Cエンド(ノーマルエンド)

ラスボス:エンドレス
不死の源を破壊して不死者が滅びるエンド。
今まで国を守護していた不死者がいなくなったということは…?

おまけエンド

ヴァドスへ戻って死刑イベントのみ。

  • Aエンドの途中でNG+を選択するシーンがあるが、選ばずに時間経過を待つ(選ぶとどうなるかは未確認)
  • Aエンドでのみ「隙間に入れるアイテム」を入手可。意外と扱いが難しいので、抜け出せない時はカラスの羽で戻る。

 

NG+の仕様

  • 持ち越すのは職固有スキル、レベル、ステータス、装備・アイテム、アビリティ、解放したスキルツリー。
  • ボスを倒すと貰えるスキル(2段ジャンプ、クラッシュダウンなど)、カギや紋章などストーリーに関わる重要アイテムは集め直し。
  • 死んだら見れた回想シーン、死神の小言演出が無くなる
  • 最初の職選択は無い
  • 難易度選択は1、2、3と数字表記。数字が大きいほど難しくなる。
  • NG+クリア後は今選んでいた難易度より低い難易度を選択できない。NG+をクリアすると4、5、6と難易度が増えていく。
  • セーブ像が減る
  • ボスが強くなる系ではなく、雑魚が増えて強くなる系。ただしNG+の英雄モードボスはエグい。

 

職固有スキル

NG+は職固有スキルが変更不可のため、周回予定があるなら職固有スキルをよく考えて始めると良さそう。使う武器は変更できるので武器は気にしなくていい。

NG+はセーブ像の数が減るので、壊れたセーブ像を直せる「死の従者」は楽かも?(直せるか、制限かかってるかは試してないので不明)

 

ポイント振り直し

ステータス・タレントポイントの振り直しは、中央聖域の死神像横にいるズーマの「瞑想」で可能。瞑想で小島に移動し、そこに子ソルンがいた場合は振り直せる。でも出現がランダム?なのでなかなか会えないことも。

NG+で何回か試したけど小島に行けなかったので、NG+はステ振り直し不可の可能性もありそう。通常時より確率が下がったのか、そもそも不可なのかは謎。
なので1周目にステータスを調整してから2周目に入りたい。ステ振り不可なら使える武器も限られてくるので。

小ネタ…ズーマには当たり判定があり、倒せるけど他NPCと違って復活する

 

感想

とりあえず4種類のエンディング全部自力で見れました。
NG+への持っていき方もストーリーの一部として組み込まれているので上手。やっぱりシナリオの扱いが個性的で面白いゲームですね。

普段は「最初から遊び直す」遊び方はしないんですが、NG+でアイテム引き継ぎ・マルチエンドでステージからボス含めて大きく変わる、小ネタを試せる箇所が多い、と周回でも新鮮な気分で遊べるのが良い。いまだに行き方が分からない場所もあってボリューミー。

DLCも買ったので次はそっちを遊びたいと思います。アッシュと戦えると聞いてるので楽しみ。ただランダマイザーや強制英雄モードのエグい仕様はちょっと手を出せないかな…!

 

store-jp.nintendo.com

 

deathsgambit.wiki.fextralife.com

↑英語の攻略wiki。自分も参考にしました。